おのしゅうのブログ

旧タイトル 注釈の多いオノマトペ

踊るネズミ

昨日、舞浜にある「冒険とイマジネーションの海」に行ってきた。


もともとわたしは、あまりこの関係のものは好きではなく
「こないだ彼女と、ネズミが踊る『夢と魔法の国』にデートに行ってきた!」
などという話を聞くと、
「ケッ」
と、唾を吐いていた。
    注:「ケッ」の対象は『ねずみの王国』であって『彼女とデート』ではない。
       このことだけは声を大にしてはっきり申し上げておく。
       別に、デートがうらやましいとか悔しいとか妬ましいという気持ちではない。
       断じて違う。
       くれぐれも誤解のなきようにお願いする。


だからもし、わたしにこちらで彼女ができたらそのときは
「千葉の夢の国」ではなく「横浜の中華街」に行くのだ、と常日頃周囲の人に主張していた。
「夢の国」には本物のネズミはいないが、「中華街」には本物の中国の方が生活をしているのだ。
どちらが魅力的であるかはあきらかであろう。


ただ、いまもってその「デート」自体を果たすことができていないのは甚だ遺憾であるが。
まあこればっかりはしょうがない。




「王国」の方は10数年前、中学生3年の遠足で訪れたことが最後だったが、
「海」の方は昨日が初めてだった。


で、10年ぶりに行ってみたらもしかしたら楽しいかもしれないとの淡い期待も持っていたのだが、
やはりあまり楽しめなかった。(仕事の一環として行ったというのも大きかったかもしれないが)
わたしには「横浜中華街」や「大山登山」などのほうが合っているようだ。
あまり比べるようなものでもないかもしれないが。


ただ、従業員のかた(キャストというそうですね)のプロ意識はさすがのものだった。
対応が完璧という以上に、愛社精神がひしひしと感じられた。
そこにはとても好感が持てた。


突き詰めて考えてみると要はわたしは、キャラクターものがあまり好きではないのだ。
大の大人の男がネズミのぬいぐるみを抱えて、あたまにネズミの耳など乗っけて
喜んでいるのはケシカラン、との考えを持っているのだ。


しかし、
「では、スヌーピーはどうなんだ?」
と問われると
「いや、あれは好きです。ぬいぐるみも30匹ほど持っています」
と答えざるを得ない、そんな自分がわたしは好きです。