おのしゅうのブログ

旧タイトル 注釈の多いオノマトペ

英国探訪記  その二 出国編

気がつくと半年以上更新していませんでした。
仕事がいろいろと積もってしまい、ここで文章を書こうとすると
「それどころじゃないよなあ」なんて気持ちになってしまいかけないんです。
それで対して仕事もせずにゴロゴロしているのでだらしなく情けないです。


とりあえずまた更級日記方式でちょぼちょぼやっていこうと思います。
いろいろ面白いことにも参加させて頂いているのでその辺のことも書きたいと思っています。



ひとまず話は半年以上前、途中になっちゃている夏の英国旅行の話に戻ります。
前回のあらすじを少しおさらいしますと
「唐突にロンドン旅行を思い立ったが、ロンドン中心部で激しい暴動が起こりやや渡航の是非を検討したがあまり物事を深く考えないたちなので行っちゃうことにした。」
となります。


今回の話はその出国編です。


飛行機のチケットをとったのが遅く、直行便がもうなかったので
香港経由、キャセパシフィック航空で行くことにしました。

香港経由なので、乗客は中国人っぽい方がたくさんいらっしゃいました。
と、言うよりも中国人5割、日本人3割、欧州人2割ぐらいだったでしょうか。
香港→ロンドン間はさらに日本人の割合が減ったように思います。

その飛行機でわたしの座席は、三人がけの真ん中でした。
わたしがその席に座っていると、後から二人連れ(男女30代半ばくらい)が
やって来ました。
わたしの両脇の席のようです。(そもそもなぜそのような席になったのかも疑問ですが)
女性の方がわたしに
「プリーズチェンジシート」などと言ってきました。
わたしに英語で話しかけてくるということは中国の方のようです。
「オーケー」
と答え座席を移りました。


その時点でなんだかよく分からない違和感は感じていたのです。
もっと早く気がつけばよかったのです。
男性の方が「地球の歩き方」を持っていたことを。


そのふたりが話を始めました。日本語で。
このふたりは日本人だったのです。
つまりわたしが中国人だと思われた訳です。


これはやや不本意でした。
(邦人に外国人と思われたことが不本意だったわけで中国に対する偏見とは関係ありません)


「ああ、日本の方ですか」
とわたしが言って、実はお互いに日本人だったということが分かり
ちょっとだけ変な空気になりました。


ただそこから会話が始まり、旅の目的を
「留学ですか?」
と聞かれました。
「いえ、旅行です。」
と答えたところ、ちょっとびっくりされて
「え、おひとりでですか?」
と聞かれたので
「ええ。ひとりでです。」
と答えましたら、なんだかかわいそうな人を見るような目で見られて
本格的に変な空気になりました。


そこからフライトは10時間ほど続くのでした。


そんなこんなで飛行機は、ロンドンはヒースロー空港に到着するのです。


その三に続く



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