おのしゅうのブログ

旧タイトル 注釈の多いオノマトペ

走る俺たち

以前の「東京マラソン観戦」をお誘いくださった『まいこもりすさん』から
一昨日メールを頂きました。


メールの内容を簡単にまとめると、
「『EKIDENカーニバル2010 東東京大会 in北区荒川』の
  ロングの部にエントリーする。
  しーなねこさんは10km、お前は5km走れ。」
とのことでした。


『まいこもりすさん』は、マラソンチームの元締めをなさっているかたで、
確かに、東京マラソン観戦をご一緒させて頂いた後、
「今度駅伝大会があり、現在そのメンバーを探している」
というようなお話をされていたのです。


その際、しーなねこさんが
「最近ジムで走っているのです」
とおっしゃっていて、それでなんとなくしーなねこさんは
駅伝チームの一員になる、とのことで話がまとまったようでした。


「この流れで、自分までそのチームに加えられてしまったら大変だ」
と考え、
「しーなさん、がんばってくださいネ」
「当日は沿道で横断幕を掲げます」
などのセリフを繰り返し、『ボクはハシリマセン』と遠回しに必死のアピールをしたつもりでした。


まともに走ったことなど、中学校の体育の授業以来経験がありません。
しかも個人で走るならともかく、「駅伝」という形ではチーム全体に迷惑がかかってしまいます。


「経歴」「足の長さ」「関心」「意欲」「態度」「目の輝き」
どれをとっても、わたしは『走るひと』とはほど遠いとは思うのですが、
・誘ったら断らなさそう
・ヒマそう
という2点でノミネートされてしまう可能性は十分にあると、危機感を感じたのです。


『まいこもりすさん』は、そんなわたしを眺めながら
「5km程度なら・・・」
「メンバーも足りないし・・・」
とつぶやいていました。もしかしたらわたしを、
「メンバーが足りなかった際の滑り止め」と考えていらっしゃったのかもしれません。


そして結局メンバーは足りなかったのではないでしょうか。




話を戻します。
『まいこもりすさん』からの有無を言わさないメールに対し、
しーなねこさんが
「ショートの部にしませんか?」と果敢に提案され、
わたしも
「ショートのほうがいいように考えます。ただ決定には従います。」
と(やや気弱な)援護射撃を行いました。
(『決定には従います』と付けたのは、
  ここで公然と反論して「まいこもりすさん」の心証を害し
  後で迫害を受けるようなハメになるのは困ると考えたというのがひとつと、
  しーなさんは10kmですが、わたしはまだ5kmなのであまり強く出る必要はない、との政治的判断です
  しーなさん、ゴメンナサイ。)


結局、しーなさんとわたしの提案は、
「ショートの部なんて女子供がエントリーするものですから」
との一言のもとに切り捨てられてしまいました。


この辺の経緯はしーなねこさんの記録に詳しいです。


どうやらわたしも5km走ることになるようです。
やるしかないようです。
やるからには全力を尽くさなくてはなりません。
というよりも、全力を尽くさなくては5kmは走れないと思います。


とりあえず近くにあるグラウンド(一周200m)を走ってみることにしました。
8周程(つまりたったの1.6kmですね)したところで
息がきれ、地面に倒れ伏してしまいました。


そう言えばわたしは喘息もちだったのです。


この調子では、
「趣味は、登山とカヌーなんですよ」
などとアウトドア派を装っていたわたしですが、


「単なる陰気な運動不足の喘息もち」
だったということがバレてしまい、
それどころか、チームにも多大の迷惑をかけることは必至です。


幸い、わたしの職場に「某体育大学の陸上部出身の方」がいらっしゃったので
来週からご指導をお願いすることにしました。
これもいい機会です、と思うことにします。


ただ、1kmそこそこ走ったくらいで
「ぜーぜーひゅーひゅー」
いっている人間がちょっとトレーニングしたくらいで
5km見事に走りきることができるのでしょうか。


本番はもう2ヶ月後なのです。