神奈川縦断 徒歩の旅 第7夜
●前回のあらすじ
『神奈川縦断』の追加分を歩き始めたわたし。
引地橋から川沿いを歩き、ほどなくして海にでた。
引地川の河口です。相模湾に注いでいます。
仰ぎ見れば「緑の江ノ島」
ふり返れば「ピンクなタテモノ」
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このあたりは多いのです。
しばらくは、右手に「海・江ノ島」(松林に遮られることもしばしば)
左手に「ピンク・ファミレス」
を眺めながら、国道134号を歩いていきます。
「新江ノ島水族館」を越え、
小田急線の「片瀬江ノ島駅」も過ぎます。
江ノ島へ渡る橋(江ノ島大橋、及び弁天橋)の手前で
『境川』を渡ります。
そう言えば、この旅は
「町田駅」(東京都)付近の境川沿いから始まったのでした。
一度は別れた『境川』とここで感動の再開を果たすことが出来ました。
思えば遠くへ来たものです。
(ちなみに小田急線を使えば、我が家から「町田」へは300円 「片瀬江ノ島」へは180円で行けます)
それにしてもこの辺りはいつも混んでいます。
特に若い(10代)カップルが多く、
わたしのような男性おひとり様は圧倒的マイノリティとなります。
江ノ島界隈は、「お金はないけどヒマはある」
という若年層(10代)のカップルなどが、(10代のくせに)横浜の「山下公園」と並んで
なんとなく、よく訪れる場所でもあるのです。(10代の分際で)
朗らかではつらつとした男女、または明るく平和な家族連れなどに囲まれて
なんとなく恥ずかしいような心持ちになってしまいました。
わたしもいい歳をして、こんなすばらしい陽気の日曜日の午前11時半に
うつむき加減で歩いているのはどうかなあ、とも思うのです。
だから、この追加分を歩くにあたり、何人かのかたを再び誘ってみたのです。
しかし、
「だからそれ何が面白いの?」
と、やはり真っ当なことを言われるばかりで、結局またひとりで歩くことになりました。
別にいいんです。
男はひとり道をゆくのです。
「江ノ島東浜」はヨットで賑わっていました。
この方角に、目指す『城ヶ島』があるはずですが、
霞んでいてよくわかりません。
まだまだ道半ばです。
第8夜に続く