おのしゅうのブログ

旧タイトル 注釈の多いオノマトペ

実践 リアルけん玉(前編)

特技らしい特技というものをほとんどもっていない。
そんなわたしの唯一といってもいい特技が「けん玉」である。
20年くらい前にかなり熱心にやっていた。



ご存知の方はあまり多くないかもしれないが、実はけん玉には「級・段」がある。


日本けん玉協会


わたしは三段をもっている。
三段というのがどれくらいの腕前かというと、
まったくけん玉をやったことがない人からみると上手に見えるかもしれないが、
本格的にやっていた人からみると全然対したことない、ぐらいのレベルだと思う。


野球で例えたら球速110kmでるとか、
ボウリングで例えたらスコア150平均とか、
ピアノで例えたら猫ふんじゃった弾けるとか、多分その程度だと思う。
(ちなみにわたしは野球もボーリングもピアノもまったくできない)


そんな程度ではあるのだが、このところ10年ぶりくらいにけん玉をさわっている。
しかし、前述したような程度のレベルであるのであまりひとに自慢もできない。
(仮にすごくうまかったとしても自慢できるかどうかはわからないが)
そして30代になってしまった男が部屋の片隅でカツコツやっているのはあまりに生産的ではないような気がする。
小六の自分を越えることができていない。むしろいろいろ低下している。
低下しているのはけん玉の技術だけではなく、人間として前に進むことができていない。
ならば、今の自分にしかできないなにかを、けん玉を使って新たな挑戦をしてみたい。


そこで思いついたのが「リアルけん玉」である。
『世界一周』とか『宇宙遊泳』とか『地球回し』とか、
とかくおおげさな名前も多いけん玉の技を実践してみようと考えた。
何を言っているかよくわからないかもしれないが、とりあえず以下をご覧になってください。
ほんとのけん玉の「級」の審査の技に沿ってリアルけん玉を実践していく。


※参考 けん玉の各部位の名称



●10級の技 『大皿』
あまたあるけん玉の技の中で最も簡単な技である。

こう構えて

大皿の部分にのせる


リアルけん玉ではこうである。

家にあるいちばん大きいお皿に玉をのせる。


ほんとのけん玉の『大皿』難易度・・・★(一番簡単)
リアルけん玉の『大皿』難易度・・・・★(のせるだけ)



●9級の技『小皿』
大皿の次に簡単な技である。

リアルけん玉ではこうである。

小さい皿にのせる。


ほんとのけん玉の『小皿』難易度・・・★(大皿とあまりかわらない)
リアルけん玉の『小皿』難易度・・・・★(やはりのせるだけ)


●8級の技『中皿』
中皿とは、中くらいの大きさの皿という意味ではなく
大皿の小皿の中間にある皿という意味らしい。

リアルけん玉ではこうである。

皿が三枚必要である。


ほんとのけん玉の『中皿』難易度・・・★(そんなに難しくない)
リアルけん玉の『中皿』難易度・・・・★★(皿が三枚必要)


●7級の技『ろうそく』
のせる場所は中皿と同じなのだが、持つ場所が違う。
「けん」の部分をもたなければならないのでその分安定させるのが難しい。


リアルけん玉ではこうである。
まず、本物のろうそくを用意する。

そして玉をろうそくの先端にのせる。

ろうそくは何でもよい。


ほんとのけん玉の『ろうそく』難易度・・・★(やはりそんなに難しくない)
リアルけん玉の『ろうそく』難易度・・・・★★★(ろうそくが倒れやすい)



次からは6級の技である。
ほんとのけん玉はここから一気に難易度が上がる。


中編に続く