実践 リアルけん玉(後編)
中編から続く
●1級の技『灯台』
玉を持つ。
引き上げて玉の上にのせる。
玉の上に乗った「けん」を灯台に見立てているのである。
リアルけん玉ではこうである。
けん玉を片手に出かける。小田急で十数分。
片瀬江ノ島駅である。
藤沢のシンボル、江の島。
江の島には灯台がある。正確には江の島展望灯台という。
江の島の中には植物園がある。入場料が200円かかる。
そのなかに展望灯台がある。上に行くのは先ほどの入場料と合わせると500円かかる。
植物園は家族連れや、男女ふたり連れで賑わっている。
展望灯台が見えてくる。
わりと賑わっている。
リアルけん玉『灯台』
ちょうどこのとき植物園の入り口あたりで大道芸人がジャグリングをやっていた。
そして、わたしがけん玉をカバンから出したとき何人かに
「お、なんだなんだ。こいつもなんかやんのか」
というような目で見られてしまったのは、なんだか申し訳なかった。
※帰り道にあった灯台
なんだかよくわからない。
ほんとのけん玉の『灯台』難易度・・・★★★★★★★★★★
(真っすぐに引き上げること、バランスをとることが難しい)
リアルけん玉の『灯台』難易度・・・・★★★★★★★★★★★★★★★
(楽しそうなカップルに囲まれて、けん玉をかまえて写真を撮るのが恥ずかしい)
一部ごまかしてしまったようなところもあったが、リアルけん玉の1級までの技を確定させることができた。
これからはリアルけん玉家元として、普及に努めていきたい。
けん玉には『銀河系一周』『つばめ返し』『月面着陸』『稲妻落とし』などなどスサマジイ名前の技がたくさんある。
今後、挑戦していきたい。